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三菱自動車の燃費不正、試験データは25年前から改ざんか!?

三菱自動車不正燃費

 三菱自動車は26日、燃費データ改ざん問題の調査内容を国土交通省に報告し、1991年から約25年間にわたり、法令と異なる不正な試験方法で燃費データを計測していたと発表した。2013年に生産を始めた軽自動車4車種のデータ改ざんは、燃費目標を達成するためだったことも明らかにした。相川哲郎社長は「会社の存続に関わる大きな事案だ」と述べた。国交省は報告が不十分として、全車種の改ざんの有無を確認するよう求めた。5月11日に改めて報告する。

http://this.kiji.is/97615968878839291?c=39546741839462401

 三菱自動車を巡っては、先週、軽自動車4車種の合わせて62万5000台で、実際よりも燃費をよく見せる不正を意図的に行っていたことが明らかになり、三菱自動車は26日午後、改めて国土交通省に一連の問題の詳しいいきさつを報告したうえで、夕方、記者会見を行いました。

 この中で、国が定める方法に基づかないデータの測定は25年前の平成3年から始まり、その後も変更されないまま測定が行われていたことを明らかにしました。ただ、燃費をよくみせるなどデータを恣意的(しいてき)に変えることはしていないと説明しました。

一方、測定方法の問題とは別に、燃費がよりよく見えるよう、燃費に影響を与えるデータに手を加え、検査機関に申請していたことについて、三菱自動車の相川哲郎社長は、会見で、「誤った燃費の数字を基にお客様が購入に至ったわけで、誠に申し訳なく、おわびするしかありません」と述べました。

 また、ほかのメーカーからよりよい燃費の車が相次いで発売され、そのたびに燃費の目標が引き上げられるなか、不正が行われていたことについて会社側は、「結果から見ればプレッシャーがかかったと思う。結果的に自浄作用が働かなかった」と説明しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160426/k10010499341000.html?utm_int=news_contents_news-main_004