円高進み1ドル105円台へ!2014年10月以来の高値!日本が市場介入しないと見込んだ動きか
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2764282.html
【シドニー共同】3日のシドニー外国為替市場で円相場は対ドルで急伸し、一時1ドル=105円91銭をつけ、2014年10月以来の高値となった。
市場関係者は、米国が日本を為替政策の監視対象に指定したことを踏まえ「日本が市場介入をしないと見込んだ円買いドル売りの動き」と指摘した。
急激な円高は輸出関連企業の収益を圧迫するなど日本経済に悪影響を与えかねず、政府・日銀に対応を求める声が出そうだ。
アメリカ財務省は各国の為替政策に関する最新の報告を公表し、通貨を意図的に安く誘導する為替操作への監視を強化するため、中国や日本など5つの国と地域を新たに設ける「監視リスト」の対象にして動向を詳しく分析していくと発表しました。
アメリカ財務省は29日、世界の主な貿易相手国の為替政策などを分析した半年に1度の報告を公表しました。
今回の報告からアメリカへの輸出で巨額の黒字を計上していたり、通貨安を誘導する為替介入を続けていたりする国や地域を新たに設ける「監視リスト」に載せることになりました。そして、中国、日本、韓国、台湾、それにドイツの5つの国と地域を対象にして特に監視を強化すると発表しました。
このうち、日本については対米貿易が多額の黒字になっていることから対象となりましたが、過去4年間、円安に誘導する市場介入はしていないと指摘しました。ただ、報告では日本の政府内から、このところの円高ドル安傾向は「過度な動き」で、「場合によっては必要な措置をとる」と市場介入を示唆したとも取られる発言が出ていることに触れて、今の円相場の動きは「秩序を保っている」という見解を示して反論し、日本をけん制しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160430/k10010504471000.html
このままでは円高・株安へと動きそうですが、日本が市場介入に踏み込むのかが注目されます。アメリカが為替介入をけん制するため「監視リスト」に日本を含めましたが、日本としても選挙前に過度な円高・株安は容認できないはずです。